引き続きナイモンに関する調査結果を紹介していきます。ナイモンの特徴としてはレベルアップのシステムだけではなく、そのレベルに属性と呼ばれるものが付与されます。要は体系に関するタイプ、ということなんでしょうか。アプリの名前の通り9つの動物になぞらえておりまして
というようになっております。ウルフとベアはよく見ますけど、ほかの属性ってほとんど見ないですよね。まあ僕の好みがそのへんだからというのもありますが、実際のところ属性の分布はどのようになっているのか、またD専S(デブ専のスリム、ってことですよねたぶん)みたいな特定の好みのパターンなどは本当にあるのか、データを基に確認していきたいと思います。
はじめに、下の図にはユーザーの属性の割合をプロットしました。300ユーザーの調査にも関わらず、なんとバイソンは0人。まあ全然見ないものね。他にも、コング・キャット・モンキーを合わせても10人に達しません。しかも過半数がウルフ。つまり、実際に機能している属性は半数で、全然ナイモンじゃないっすね。もちろん、1人のユーザーに対して属性が1対1に対応するわけではなく、〇%がベアで〇%がコングで、というようなことがあり得ます。コングやバイソンっていまいちベアとの差別化要素がわからないし、モンキーとかも案外ウルフのサブ属性みたいなものとして表に出てこないのかもしれないですね。てか、キャットってジャニ系?のようなかわいい系だと思ったんですけど、これもこんなに少ないのは意外。新宿・新橋でサンプルとったのが悪かったのかな?原宿とかに行くといるのかな。
続いて、僕が気になっている仮説を検証したい。よく聞くのは、マッチョはマッチョが好き、GMPDはGMPD好き、というように自分と似た体系同士でくっつくという話。ゲイの場合相手と自分の性別が同じなので、自分が性的に魅力を感じる体系に自分を近づけることが可能だし、後天的な要因から考えても結構ありそう。というかアプリで見る限りそんな感じがする。かなりのユーザーが「自分より大きなひとが好きです」とか「身長ー体重<100」とか書いてるし。ということで下の図には属性のブリーディングネットワークを示しました。左にブリーディング元の属性、右にブリーディング対象の属性をプロットしていて、それぞれを結ぶ線の太さは結びつきの強さを表しています。属性の分布が偏っているので、ピギー以上のサンプル数が得られたもののみ可視化に利用しました。
まず目を引くのはベアとベアの結びつき。なんとベアの84%は同じベアのブリーダーになっていました。今回出てきた中では一番高い数値。ウルフ・ウルフも70%という数字になってるんだけど、そもそもユーザーの過半数がウルフと考えるとそこまで高い数字ではありません。普通にしてても5割のユーザーはウルフのブリーダーになっていてもおかしくないので。他にはピギー・ドッグとドッグ・ピギーの相思相愛っぷり。D専SとS専Dってのは確かに存在しているようですね。ユーザー全体の1%しか存在していなかったキャットはパンサーからかなりあつい支持を受けているようなので、キャット内での競争率はかなり低いのかもしれません。右側に自分の属性を当てはめて逆引きすると、どんなところに自分の需要があるかわかって面白いかもしれないです。そして、最後に触れなくてはならないバイソン。これはもう、ただの仲間はずれですね...バイソンユーザーを見つけたら四葉のクローバーだと思ってブリーディングするといいと思います。
てなわけで、今回は属性に焦点を当てていろいろ調べてみました。繰り返しますが、サンプルは都内の盛り場及び人気ユーザーになるような高レベルな人たちから抽出しています。これはこれで偏りがあるんだと思いますけれど、やっぱり直感的には正しそうな結果になっているんではないでしょうか。思いついた評価項目があったらさらに追加で調べていきたいと思います。では。