巨人の肩に立ちたいゲイ

30代ゲイのブログ。ゲイとしての考えたことをアウトプットしたり整理したりするような場にできればと思っております。

ナイモンの通話機能とライブ配信の行方

突然ナイモンに通話機能が実装された先週。ゲイ界隈におけるそのプレゼンスに反して、一向に洗練されていかないそのUIには不満の声も多く上がっていた(ような気がする)わけですが、twitterなどでもそれなりに話題を振りまいたようでした。僕も2件ほど通話の要望をいただいたので使ってみたりもしたのですが、簡単に思ったことをメモしておきます。

 

まずは使用感ね。これはもう普通です。スマホアプリの通話機能なんてそのへんのフレームワーク使えばびっくりするような工数がかかるわけでもないし、品質的にはまずますのものができあがります。音声と動画の2チャネルをon/offすることで通常通話とビデオ通話が実現されています。アンドロイド版が実装されてすぐの週末夜に使用しましたけれど、接続が切れてしまうタイミングもあり、スケーラビリティに関しては今後の運用の中で調整の余地ありといったところでしょうか。それから画面構成について。こちらもごく一般的なもので悪くはないと思うのだけど、せっかくなら相手のプロフィールとか読めるようにしてくれると嬉しいかなと。リアル前にお互いの雰囲気を確認するようなケースを想定すると、やっぱり話のとっかかりになるものが手元にあると楽だよね。

 

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166/63/27でLv29。このスペックが意味するところが気になります。

 

次に基本的な機能としてのスクリーンキャプチャ制限。リアル前提の通話だけでなく、この手のアプリで当然想定される見せ合い的な行為を考えると、やっぱりケアすべきところなんでしょうね。むしろスクショを許す仕様にておけばそんな使い方する奴も減るのでは?とも思いますが、各アプリストアのポリシーに準拠したということなのでしょうか。いずれにせよ、rootとるなりエミュレータ使うなりすればいくらでもエッチな動画を保存できちゃいそうですね!そのへんは割り切りということでしょう。

 

最後に、追加実装された通話可能条件の仕様。「一度でもメッセージをやり取りした人」に対してのみ通話発信操作ができるというものです。これ、実は僕にも仕様変更前に1度かかってきて割りとビビりました。他の方と通話した直後だったんですけど。近所のちょっとおかしな方から一時期よくアクションを頂いていたんですけど、流石に一方的な通話まで来るとなるとかなりダルいですよね。この仕様はユーザからのフィードバックによるものなのかもしれないですが、今後この機能がどのような使われ方を注視しつつ方針が定まっていくのでしょうか。

 

これまでのよくあるアプリの使い方として、何らかのアクションからメッセージをやり取りし、リアルの前後でLINEを交換する流れが所謂正常系のフローなんだと思います。やっぱり毎回ナイモンにログインするの面倒だし、そもそもログイン時間とかが可視化されている以上相手からのアクションに対するスルーが許されない窮屈さがあるんですよね。その点からも、仲良くなったらLINE等のメッセージアプリに移行するのは当然の成り行き。ここに通話機能が追加されたとして、別にLINEへの流出は避けられないでしょうし、ナイモンの利用時間はさして増えないはずなんです。だとすると今回の突然の機能追加はどんな意図があったんでしょうか。

 

例えば、本当にビデオセックス的な用途の取り込みを図ったのでしょうか?これは流石に考えにくくて、アンロックなどの機能が制限されプロフィール画像への検閲も一頃からかなり厳しくなったように、アプリストアからの締め出しは致命的です。わざわざそのリスクをとってまで機能追加はしないでしょう。だとすると、他のSNSマッチングアプリに対する差別化、ないしは追従戦略ということでしょうか。コロナ禍の折、世間ではコミュニケーションのオンライン化はますます進んでいます。インスタライブやLINE LIVEでは多くのプチ有名人たちが配信を行っていて、ゲイ界隈でもその状況は変わりません。最近目にするのはBluedってやつ。あれもユーザが自由に配信できるらしくて、各々の自己顕示欲を満たす格好のツールとなっている模様です。このような風潮を鑑みるに、ナイモンとしてまずはビデオ通話の機能を実装し、サーバのロードバランスなど知見を貯めつつ直近の目標として人気ユーザによる配信を一つのサービスの軸として確立したいのではないか?と思うのです。技術的には自然な拡張で済むでしょうし。

 

考えてみると、最近ナイモンはyoutubeにも公式チャンネルを開設していろいろと配信してますよね。あれ、結構興味深くて見ちゃうんです。エッチなフライヤーの中だけで見ているgogoの人たちが喋っている姿というのは、ほとんどイベントなどに足を運ばないゲイとしては新鮮に映るものです。知らぬが仏とはよく言ったもんで、大抵は碌なことがないのですが、それでも印象が良くなる人ってのもいますからね。こればっかりはやってみないとわからないし、もしかしたらもっと魅力的な殿方なのかもしれない!という誘惑に僕たちは抗うことなど不可能なのです。きっとあれ、そのうちナイモンの配信プラットフォームでやるでしょ。投げ銭機能なんて追加されちゃったら、こりゃもうナイモンの立ち位置もより盤石なものになるんじゃないですかね。