巨人の肩に立ちたいゲイ

30代ゲイのブログ。ゲイとしての考えたことをアウトプットしたり整理したりするような場にできればと思っております。やまとなでしこの頃の堤真一が好きです。

はじめて自分以外のゲイに会ったときの思い出

今でこそアプリなど駆使して定期的にリアルしている僕ですが、やはりアプリ以前=スマホ所有以前には、出会いに苦労したものです。というか事実上その手の活動はしていませんでした。転機が訪れたのは大学3年生の頃、機種変更に関する2年縛りが解消するタイミングで待ちに待ったスマホを手に入れました。今も忘れぬXperia。そこから僕のアプリライフが始まったのです。今ではそんな便利さにも慣れてしましましたが、当時Jack'dの登録を終えて近くにいるユーザー一覧を見た時は本当に世界が広がった気がしましたね...

とはいえ、僕が初めてリアルをしたのはもう少し後、しかもアプリではなくブラウザベースのSNSでした。当時ゲイ向けのSNSも依然として流行しており、メンミク(懐かしい)というのが最大手だったのではないでしょうか。足あと機能だとか、日記へのコメントだとか、僕ら以上の世代にしか伝わらないのかもしれませんが、mixiの機能を一通り有したサービスです。招待制ではあったのですが、2chのゲイ向けSNS招待スレで依頼をしてアカウントを作るという流れ。警戒心が強かったこともあり、ぼんやりと映った横顔の写真だけをプロフィールに載せました。

 

当時、タイプはざっくり体育の先生みたいなの、と認識しており、足あと付けたりしてたのもガッチリめの30代位の人が多かったですね。そんななか、自分の会社をやりながら休日はアメフトで汗を流しているという30代後半の人の日記が気になりだしました。内容はどうということもないのですが、そこに添付されている上裸の画像がなんとも魅力的...!お顔は分からないけど、きっと男らしいに違いない!そんな想像をしながら時々コメントなど付けていました。

 

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アメフトって実はそんなにそそられない。その理由もそのうち書きたいなぁ

すると、向こうからメッセージが届き、何度かやり取りをした末に、「じゃあ会ってみようか?」という旨のお誘いがありました。初めて自分以外のゲイに会う、というのはやはりなんだか末恐ろしくもあり、とはいえ好奇心と抑圧され続けてきた性的欲求には抗えず、都内のカレー屋で飯を食うことと相成りました。アメフトの練習後ということで、夕方ごろに落ち合って夕食でもとのこと。

 

さて当日。駅前で待ち合わせた気がするんですけど、詳しい状況はあまり覚えてないんですよね。ただ、向こうがジャージを着ておりプロテクタやメットなど大荷物だったこともありすぐにその人だと分かりました。間近で話をしてみてかなり動揺した気がします。スキンヘッド、なんとなく根暗そうな黒縁眼鏡、神経質そうな早口、そして何より顔が全く好みではない。うん、そりゃあ事前に顔写真の交換してなかったからね。浅はか。

 

カレー食う前にアメフトのショップに寄るということで付いていくと、何やら店員を捕まえておしゃべりをしており、よくよく聞いてみると有名大学のレギュラー選手がゲイビデオに出ていたという噂話。店員さんが明らさまに困惑した表情を浮かべているのもかまわず早口でいろいろと尋ねている。うーん、この人もしかしてやばい人なのでは?なんとなくそんなことを思いました。迷惑顔のスポーツショップの店員さんのほうが男前だったし。

 

その後、可もなく不可もなくなインドカレーを食べ、たいして盛り上がりもしない会話をして。お店を出てからじゃあそろそろ解散というところで、先方から「もしかして、エッチなことしたいと思ってる?」というようなかんじで水を向けられる。うーん。一瞬迷う僕。好みではない。全く好みではないが、でもエッチなことはしたい!結局、「興味あります...」と答えていました。当時の僕の選択を誰が責めることができようか。唯一の誤算は、彼が近場の人気のないトイレに僕を誘導したこと。えっ?トイレ?ホテルとかじゃなく!?

 

とはいえもう後戻りはできん。行けるとこまで行こうではないか。そう決心して同じ個室に入る。日記の写真よりそこそこ緩めの、でもそれなりにガッチリした体を見せてもらって抱きあい、そして男性との初めてのキスをしました。ん?なんだか口が臭い。というかキスした後の唾液がとんでもなく臭い!気持ちが完全に萎えてしましました。そんなことを考えている間にも、行為はお互いの息子を扱き合う展開に。まあ気持ち良くはある。気持ちは良いのだけど...

 

向こうが「しゃぶってよ」と。え、これを?ご冗談でしょう。気持ちはだいぶ萎えていたし、何より初対面で違和感バリバリの相手を信頼できる気がしなかった。ゴムもなかったし。なのでそこは丁重にお断り。手で相手をイカせ、僕は「緊張してイケないと思う」などと言い訳して終了。ほどなく解散となりました。帰り道、口元の唾液のにおいが気にあり顔を洗い、コーラで口の中を濯ぎました。たぶん、ちょっと前に見た映画か何かで、中出ししても膣内をコーラで洗えば精子が死んで妊娠しない、みたいなジョークを目にしたからだと思います。まだ余裕あるな、当時の自分。

 

振り返ってみるとろくな思い出じゃないですね。ただこれを教訓にリアルする相手はもっと厳選しなくては、と考えるようになりました。後から見返すと日記の内容もなんだか支離滅裂だし、虚勢を張っているひと独特のぼやかした表現が目につくような気がします。俺は何人も人を雇っている大層な人間なんだぞ、みたいな。うん、大きな学びだ。こうして僕のゲイライフが静かに幕を開けたのでした。